わたしたちの町「くっちゃん」を文化の薫るまち、音楽の奏でるまちとして私達なりにまちづくりを始め、昨年は10周年の節目を終えることができました。そして今世紀最後の年に、私達は一足早く「新たなる飛躍のスタートjとなる11回目を迎えることができました。 1992年よりモントレー・ジャズ・フェスティバル(MJF)と縁を結び、ハイスクールバンドのホrムステイ事業を始めたことが今では、このフェスティバルの大きな柱のひとつとなってまいりましたが今年は、シンガポールからの社会人アマチュアビングバンドも参加することとなり、世界に向けてまたひとつ交流のつぼみが育ち始めました。お互いの異文化の中で育った人間が、音楽を通し言葉の壁を越え触れあう中で、青少年の人材育成を促進し国際交流の輪を着実に広げてきているものと思われます。おかげさまで平成12年1月には、読売新聞主催の「北のくらし大賞」の準大賞を受賞するなどあらゆる面からも北海道を代表する音楽イベントとして成長してまいりました。 今年は、南米系のラテン、ボサノヴァを中心にアーティストを選択し、会場の設営に関しましても毎年ステップアップしておりますので、熱い夏の夜空に流れる心地よいサウンドは、ご来場すべての皆さんにご満足いただける事と思います。 また、まだ記憶に新しい有珠山の噴火は、私達にとっても羊蹄山を隔てたごく身近な不幸な出来事でした。生活基盤を自然災害という予測もつかない大きな物に奪われながらも、明日への希望を信じる力強い有珠山被災者の方を応援すべく、ご協力頂いた有志皆様のお力添えを得まして両日80名程度ですがご招待させて頂きました。わずかな時間ですが、このフェスティバルが復興に向けて毎日ご苦労されている皆様の安らぎのひとときとなれば幸いです。 最後に会場内何かと不行き届きの点もあるかと思いますがご容赦いただきまして、今後も実行委員会一丸となって「〈っちゃん JAZZフェスティバル」を益々大きなものへと作り上げていく所存でおりますので、ご来場いただきました皆様のご支援を心からお願いいたします。
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JAZZてるちゃんが2日間のお天気を守っ てくれています。 |
南ゲートに北ゲートで開場前より大きな荷物 を持ったお客さんが並んでくれていました。 |
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